施工方法04『小型組立式バックホウ浚渫船』

河川浚渫で小型組立式バックホウ浚渫船による施工方法です。 狭小河川に適しています。河川幅4m以上、水深0.5m以上で施工が可能です。 浚渫土の土質や周辺道路の状況により揚陸、運搬方法の検討が必要になります。

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小型組立式バックホウ浚渫船の搬入・組立

台船4隻を組合せます。
発電機・ウインチ・スパッド等の設備を艤装します。
クレーンは25t吊を使用しています。

小型組立式バックホウ浚渫船

浚渫作業

浚渫土を台船の真ん中に積載している箱に投入します。
投入した土砂を大型吸引車で吸引し処分地まで運搬します。
この方法は、含水比の高い泥土に適した方法です。
浚渫範囲に並行して道路等がない場合は、
揚陸場所まで浚渫船が毎回移動するため効率は悪くなります。

0.7㎥型泥上掘削機(最大作業半径13m・フロート容量42㎥)

浚渫作業

浚渫土を別の箱に投入し土砂を積んだ箱のみを運搬し揚陸する方法。
浚渫船が移動しなくてもよい。しかし河川の幅が狭い場合は使用できません。
土質には影響されませんが、積載重量には注意が必要です。

浚渫作業

浚渫土を大型土のう袋に投入し、その土のう袋をクレーン等で吊上げる方法です。
含水比が高い泥土には、不向きですがその他の浚渫土であれば、水分が抜け揚陸、運搬作業が容易にできます。
揚陸作業や運搬中に泥跳ねなどを押さえることが出来ます。

浚渫土の揚陸及び運搬

浚渫土積込用の箱を使用した場合の揚陸方法です。
大型吸引車を使用し浚渫土を吸引し処分地まで運搬します。
ゴミや石がある場合は、取り除く必要があります。
この方法は、軟弱土、泥土など含水比の高い浚渫土に適しています。

浚渫土の揚陸及び運搬

土砂バケットを使用した場合の揚陸方法です。
土砂バケットをクレーンで吊上げ、水密性ダンプトラック上で開閉し浚渫土を積込みます。
クレーンは16t吊を使用しています。
土質による影響はあまりありませんが、含水比が高い土砂の場合は泥水などが飛散する場合があります。

浚渫土の揚陸及び運搬

大型土のうを使用した場合の揚陸方法です。
仮置きできる場所がある場合は、仮置きし水分を抜きます。
クレーンは13t吊を使用しています。
含水比が高い土砂の場合は、大型土のうが自立しない可能性があり運搬中に転倒、飛散する危険があります。

ポンプ浚渫

バックホウのアタッチメントとして水中撹乱サンドポンプ(口径100㎜)を取付て浚渫作業を行います。橋梁下など掘削作業が出来ない場所に適した施工方法になります。N値が高い土質や、ごみ、瓦礫、石の多い土質には対応できません。陸上に直接排土する場合には十分に余水処理が出来る大きさのストック場所が必要になります。

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